アジア・アジアパラ競技大会に伴う建設業許可の審査遅延について|申請時期と注意点を解説します

コラム

愛知県をはじめとする地域で建設業許可の新規取得・業種追加・更新をお考えの事業者様へ、重要なお知らせと注意点です。

2026年9月〜10月に開催される「第20回アジア競技大会・アジアパラ競技大会」に伴い、警察等の協力体制が一時的に制限されることから、建設業許可等の事務処理期間(審査期間)が通常よりも長くなる見込みであることが公表されました。

特に秋頃に更新や業種追加を控えている事業者様は、業務に支障が出ないよう早めの準備・申請が必要です。本記事では、影響を受ける手続きや具体的な遅延期間、対策について詳しく解説します。

なぜ大会が建設業許可の審査に関係するの?

建設業許可(新規・業種追加・更新)や解体工事業者の登録の審査では、申請者に欠格事由がないかなどを確認するために、警察の協力を得ています。

ところが、アジア・アジアパラ競技大会の開催中は、警備などで警察の人手が大会に取られてしまうため、普段と同じスピードで協力を得ることが難しくなる見込みです。そのため、審査に通常より時間がかかる可能性が出てきています。

一言でいうと、何が起こるの?

  • 窓口での「申請の受付」自体は、これまでどおり普通にできます
  • ただし、受付後の「審査結果が出るまでの期間」が、通常より数日〜数週間ほど延びる見込みです
  • 「届出」(変更届など)は影響を受けません。遅れるのは「申請」だけです

いつからいつまで影響があるの?

影響が出ると想定されているのは、2026年9月7日〜10月24日の期間です。

大会の日程はこのとおりです。

  • 9月10日:アジア競技大会 開幕
  • 10月4日:アジア競技大会 閉幕
  • 10月18日:アジアパラ競技大会 開幕
  • 10月24日:アジアパラ競技大会 閉幕

どれくらい遅れるの?(受付時期ごとの目安)

通常の審査期間(本受付から23開庁日=約1か月)に、追加でこれくらいの日数がかかると見込まれています。

8月24日〜8月28日に申請を受け付けた場合

プラス5開庁日ほどの遅れ
(普通なら9月下旬に許可が出るところ、10月上旬ごろにずれ込む見込み)

8月31日以降に申請を受け付けた場合

最大でプラス20開庁日ほどの遅れ
(例:8月31日受付なら、本来9月末ごろに許可が出るところ、10月下旬ごろまで遅れる見込み)

※これはあくまで見込みです。警察の協力体制がいつ元通りになるかは、まだはっきり分かっていません。「アジア大会が終わる10月5日以降に少しずつ回復し、アジアパラ大会が終わる10月25日以降の1〜2週間で元に戻る」という前提で計算された、あくまで目安の数字です。

更新の途中で許可期限が切れたら、無許可になっちゃう?

ご安心ください。期限内にきちんと更新の申請(本受付)を済ませていれば、審査中に許可の有効期限を迎えても、無許可の状態にはなりません。新しい許可(または不許可)の結果が出るまでは、これまでの許可がそのまま有効に続きます(建設業法第3条第4項)。

今のうちにできる備え

  • 更新の申請は、なるべく早めに済ませておく
  • 新規申請や業種追加を考えている場合も、スケジュールを前倒しできないか検討する
  • 許可のタイミングに合わせて工事契約や入札を予定している場合は、遅れを見込んで余裕を持たせる
  • 最新の情報は、必要に応じて窓口や公式発表で確認する

よくある質問(Q&A)

Q
申請の受付自体を止められてしまうのですか?
A

いいえ、止まりません。窓口での受付業務は、これまでどおり通常どおり行われます。遅れるのは「受付のあと、結果が出るまでの審査期間」です。

Q
影響を受けるのはどんな手続きですか?
A

建設業許可の新規申請・業種追加・更新申請、そして解体工事業者の新規登録・更新登録が対象です。

Q
変更届など、届出関係も遅れますか?
A

影響ありません。事業年度終了届や各種変更届などの「届出」は、通常どおり処理されます。遅れる可能性があるのは「申請」だけです。

Q
どのくらい早めに動けば安心ですか?
A

「本受付」が8月28日までか、8月31日以降かで遅れ幅が変わります。特に更新を予定している方は、8月中の早い時期に本受付を済ませておくと、遅れを最小限に抑えやすくなります。

Q
更新の許可が期限までに間に合わなかったら、その間は工事ができなくなりますか?
A

心配いりません。期限内に本受付が完了していれば、結果が出るまでの間も従前の許可が有効に続くため、無許可の状態になることはありません。

Q
遅れの日数はどのくらい確実な数字ですか?
A

あくまで見込みの目安です。警察の協力体制がいつ通常レベルに戻るかがまだ不透明なため、想定より早く戻る可能性も、長引く可能性もあります。

まとめ

2026年9月7日〜10月24日の間は、大会警備の影響で警察の協力を得にくくなり、建設業許可(新規・業種追加・更新)や解体工事業者登録の審査に、通常より数日〜最大20開庁日ほどの遅れが出る見込みです。

一方で、

  • 届出(変更届など)には影響なし
  • 窓口受付も通常どおり
  • 更新申請は、期限内に本受付済みなら無許可にはならない

という点は安心材料です。申請を予定している方は、できるだけ早めに動いておくと安心です。


※本記事は「アジア・アジアパラ競技大会による許可の処理期間への影響について」の発表内容をもとに、分かりやすく解説したものです。正式な内容・最新情報は、必ず発表元の公式情報をご確認ください。